世田谷区深沢・桜新町の内科、消化器内科、小児科

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成人の風疹予防接種

Q1.成人女性が風疹ワクチンを受ける場合に注意することがあると聞きました。それは何故ですか。
A.妊娠出産年齢の女性に風疹ワクチンを接種する場合には、妊娠していない時期(生理中またはその直後がより確実)にワクチン接種を行い、その後2ヶ月間の避妊が必要です。
風疹ワクチンは、大変安全なワクチンで、妊娠中に風疹ワクチンを接種されたため胎児に障害がでたという報告はこれまで世界的にもありませんが、その可能性は理論的にまったく否定されているというわけではありませんので、上記の注意が必要です。
出典:国立感染症研究所 風疹Q&A(2012年改訂)

Q2.成人男性に予防接種を行なう必要はありますか?
A.これまで風疹予防接種を受けたことがない場合は、なるべく早く予防接種をうけることをお勧めします。
平成23年度の感染症流行予測調査によると、30代から50代前半の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。
20代の男性は10人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。大人が風疹にかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことがよくみられます。
一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。
また、脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの軽視できない合併症をまれにおこすことがあります。
また、男性が風疹にかかると、妊娠中の女性が近くにいた場合、風疹をうつし、その赤ちゃんが先天性風疹症候群となって生まれる可能性があります。
自分と家族、そして周りの人々を風疹とその合併症から守り、生まれてくる赤ちゃんを先天性風疹症候群から守るためにも、これまで風疹の予防接種を受けたことがない場合は、成人男性でも可能な限り早く接種をうけるようにして下さい。
出典:国立感染症研究所 風疹Q&A(2012年改訂)

Q3.これまで風疹の予防接種を受けたという記録がありません。この場合予防接種をうけるべき?
A.予防接種をうけたことが記録で確認されていない場合、男女ともなるべく早く接種することをお勧めします。
血液検査で十分高い抗体価があることが確認された場合にはこの必要はありません。
たとえあなたがこれまで予防接種をうけていたとしても、または風疹にかかっていたとしても、再度予防接種をうけることによる特別な副反応がおこることはありません。
過去に風疹の予防接種を受けていても、今予防接種を行うと風疹に対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるのでより安心です。
もし麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことがない場合は、風疹予防と麻疹予防の両方の観点から、麻疹風疹混合ワクチンを選択することをお奨めします。
出典:国立感染症研究所 風疹Q&A(2012年改訂)

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